シャチの食卓

こんにちは、佐々木です。
8月19日~21日の予定で、墓参りのため北海道へ来ています。
今年は妻の誕生日に合わせて休暇をいただき、羅臼へクジラを観に行く事にしました。

道中、エゾシカの親子と出遭ったので写真撮影を行ってみました。
なお、毎年ブログに登場している夫婦鶴は、もう珍しくないので今年は割愛します(笑)

さて、札幌と釧路を経由して走行距離は650km。ようやく知床半島の羅臼町へ到着です。

港を出航して5分後には、まずイシイルカと出会い、
その数分後には、シャチのファミリーと出会う事が出来ました!

しかも近い、近すぎる!
船の傍には6~7頭のシャチの群れ。
おかげ様で、船に持ち込んだ300mmの望遠レンズから、「シャチがはみ出る」という贅沢な悩みを抱える事になりました!
この距離ならi-phonで十分です! 駐車場に置いてきた事を猛烈に後悔しました。

船上のスタッフさん達は、
「13時方向にシャチです!」・「右に2頭出ました!!」・「左に顔を出しています!!!」・・・と親切にアナウンス。
あのね、何処見ていいのか分からないべさ(笑)

そんな時、シャチのファミリーが1か所に集まり、モゾモゾと怪しい動きを始めました。

なんと、イルカかアザラシの捕食に成功し、お食事が始まりました!
彼らにとっては一家団らんのひと時なのでしょうが、操舵室からは血しぶきが見えたそうです!

やがて、私の目の前に「肉片」と呼ぶには明らかにビッグサイズなお肉が、海を赤く染めながら漂ってきました。

そして、これら肉片を狙った海鳥達が海面に降り立ちますが、その内の何羽かが、またシャチに食べられて消えていったそうです。

妻の誕生日にクジラのシッポでも眺めながら、「癒し」をプレゼントする予定が、まさか「食物連鎖」を目撃する事になるなんて・・・
Oh!ジーザス・・・シャチの食卓、恐ろしや・・・。

ちなみに、この頭を出して様子を伺っているのはお父さん。「ブリーチング」と呼ばれる警戒行為の一つだそうです。
家族を守る役目はお父さん。ここは我々もシャチ一緒ですね。

こちらは船首右舷からのショット。シャチの背景には「国後島」が広がります。
さまざまな問題が解決されないまま、現在は6000人以上がこの島に住んでいるそうです。

おそらく2度と観ることのできない貴重な光景。
素晴らしかったです。ここまで650km車を走らせた甲斐がありました。

さて、昨年まで夏休みといえば「プリキュアショー」が定番だった佐々木家ですが、
小学校1年生になった娘と過ごす夏休みは、貴重な経験ができて大満足です。
大荒れだった天候も回復しての出航は、きっと妻の行いが良かったからだと思います。

誕生日おめでとう。
これからも宜しくお願いします!

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